iPhoneの写真を隠すアプリおすすめ比較(2026年)

App Storeには写真を隠すアプリが数多くあり、スクリーンショットだけではどれも同じに見えます。本当に大事な違いは掲載情報の中にあります。暗号化の中身、トラッキングの有無、バックアップの保存先、そして無料プランで実際にできること。よく知られた選択肢を並べて比較しました。

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結論から。カメラロールから見えなくするだけなら、iPhone標準の「非表示」アルバムが無料で、Face IDやTouch IDでロックされます。侵入者の記録などの機能や長い実績を重視するならPrivate Photo VaultやKeepsafeが候補ですが、どちらも広告を含み、トラッキングに使用されるデータが申告されています。端末上での暗号化方式が公開されていて、トラッキングの申告がなく、アカウントも不要なアプリを今すぐ使いたいならVaultaireがいちばんの選択肢です。このサイトを運営するHushkeeperも同じアカウント不要の設計ですが、まだApp Storeで配信されていません。

公平性について:このページは、ここで紹介するすべてのアプリの競合にあたるHushkeeperのチームが公開しています。ほかのアプリに関する記載は、2026年11月時点の日本のApp Storeのページと、Appleのサポートページに基づいており、出典は最後にまとめています。掲載内容はよく変わるので、購入前に最新のページを確認してください。ページに書かれていないことは推測せず、「掲載情報に記載なし」と書いています。

写真を隠すアプリの選び方

  1. 確かめられる暗号化か。「軍用グレード」は宣伝文句です。AES-256-GCMのような具体的な方式名と、暗号化が端末上で行われるという説明があるかを見ましょう。
  2. プライバシー情報。App Storeのページを下にスクロールすると「Appのプライバシー」があります。「ユーザのトラッキングに使用されるデータ」は、他社のアプリやWebサイトをまたいだトラッキングのために共有されるデータです。写真の保管アプリなら、ここは空であるのが理想です。
  3. バックアップの保存先。自分のiCloudか、開発元のクラウドか、無料プランではバックアップなしか。アップロード前に暗号化されないなら、保管庫のプライバシーはそのクラウド次第です。
  4. アカウントと復元。メールアドレスのアカウントがあると復元は簡単ですが、保管庫が個人と結びつきます。アカウント不要のアプリは、自分で安全に保管する復元フレーズに頼ります。
  5. おとりと強要への備え。無理やりロックを解除させられるおそれがあるなら、おとりのパスワードや強要時の機能が役に立ちます。

電卓アイコンなどの偽装は、暗号化の代わりにはなりません。理由は電卓の隠しアプリは安全?で解説しています。

ひと目で比較

「非表示」アルバム(標準)Private Photo VaultKeepsafeLockMyPixVaultaireHushkeeper
App Storeの評価(日本)標準機能4.6(約1.1万件)4.4(約1.3万件)4.6(114件)4.5(2件)まもなく配信
暗号化の説明独立した保管庫としての説明はなし。Face IDまたはTouch IDでロック掲載情報に記載なし「軍用グレードの暗号化」。方式名は掲載情報に記載なしAES CTR暗号化と記載端末上でAES-256-GCM端末上でAES-256-GCM。PBKDF2-SHA256(60万回)
ユーザのトラッキングに使用されるデータ該当なし使用状況データ使用状況データID記載なしトラッキングなし
広告なし広告を含むと記載ベーシック(無料)は広告付き広告を含むと記載広告を行わない旨の記載ありどのプランにも広告なし
バックアップiCloud写真と同期Cloud Vault。無料版は非対応写真のバックアップ。プレミアムのプライベートクラウドは最大10,000個暗号化バックアップ。iCloudバックアップにも言及自分のiCloudに暗号化して保存。無料でも初期設定でオン自分のiCloudに暗号化して保存。無料で初期設定でオン
おとり・強要時なしおとりパスワード掲載情報に記載なし偽のアプリ(Pro)パターンごとに別の保管庫。脅迫用保管庫(Pro)パターンごとの隠し保管庫。強要時パターン(Pro)
その他の機能無料、インストール不要侵入レポート(写真+GPS)アルバムロック(プレミアム)、プラットフォーム間の同期侵入者の写真撮影(Pro)、プライベートブラウザ、アイコンの偽装共有保管庫(Pro)有効期限・開封回数の上限付きの共有保管庫(Pro)、30日間のバックアップのバージョン
対応言語日本語11言語(日本語を含む)16言語(日本語を含む)23言語(日本語を含む)31言語(日本語を含む)5言語(日本語を含む)
主な有料価格無料アプリ内購入 ¥750〜¥8,000(期間の表記なし)月額プレミアム ¥1,100、年額プレミアム ¥2,7001ヶ月 ¥1,080〜、1年 ¥2,600〜、Lifetime ¥21,400週 ¥300、月 ¥1,000、年 ¥3,000、買い切り ¥6,000週 $1.49、月 $4.99、年 $16.99、買い切り $34.99(米ドル)

競合アプリの評価と価格は日本のApp Storeの表示です。アプリ内購入の項目は複数あるため、購入前にどのプランかを確認してください。

「非表示」アルバム:無料でいちばん手軽

アプリを入れる前に、iPhoneにすでにある機能を知っておきましょう。iOS 16以降、写真アプリの「非表示」アルバムは初期設定でロックされていて、開くにはFace IDまたはTouch IDが必要です。写真を長押しして「非表示」をタップすると移動でき、「コレクション」の「ユーティリティ」から開けます。設定 > アプリ > 写真で「非表示アルバムを表示」をオフにすれば、アルバム自体を表示しないこともできます。

注意点:非表示にした写真はいつものフォトライブラリの中に残ります。iCloud写真がオンなら、ほかのデバイスでも同じように非表示になるので、同じApple Accountでサインインしているすべてのデバイスと同じ程度にしか守られません。目隠しであって、独立した暗号化保管庫ではありません。詳しくはiPhoneで写真を非表示にする方法と非表示アルバムとHushkeeperの比較をご覧ください。

Private Photo Vault:侵入の記録を重視するなら

Legendary Software LabsのPrivate Photo Vaultは、日本のApp Storeで約1.1万件の評価がある定番アプリです。おとりパスワードと、侵入しようとした人の写真とGPS位置を記録する侵入レポートが特長です。

確認したい点:無料版はCloud Vaultへのバックアップに対応していません。ページには広告を含むと記載され、プライバシー情報には、ユーザに関連付けられたデータとして購入、写真またはビデオ、ID、使用状況データ、診断が、トラッキングに使用されるデータとして使用状況データが申告されています。暗号化の方式は掲載情報に記載なしです。詳しくはPrivate Photo Vaultとの比較をご覧ください。

Keepsafe:Androidと併用するなら

Keepsafeもよく知られたアプリで、日本のApp Storeでは約1.3万件の評価があります。ページには、写真と動画をすべてのプラットフォームのKeepsafeに同期すると書かれており、Androidも使う人には便利です。プレミアムでは、アルバムごとの暗証番号(アルバムロック)や、最大10,000個まで保存できるプライベートクラウドが加わります。

確認したい点:ベーシック(無料)は広告付きで、プライバシー情報にはトラッキングに使用される使用状況データが申告されています。暗号化は「軍用グレードの暗号化」と説明されていますが、方式名は掲載情報に記載なしです。おとりや偽のPINの機能も掲載情報に記載なしです。詳しくはKeepsafeとの比較をご覧ください。

LockMyPix:AES暗号化と偽装機能を求めるなら

LockMyPixは日本のApp Storeでは114件の評価と小規模ですが、この種類のアプリとしては暗号化の説明が具体的で、AES CTR暗号化と明記しています。Pro版では偽のアプリの作成や、誤ったパスワードで開こうとした人の自動撮影ができ、プライベートブラウザや、アイコンをほかのアプリのように見せる「アプリを隠す」機能もあります。

確認したい点:プライバシー情報にはトラッキングに使用されるIDが申告され、ページには広告を含むと記載されています。アプリ内購入の項目が多いので、どのプランを買うのか確認しましょう。

Vaultaire:今すぐ使えるアカウント不要の保管庫

Wraxle LLCのVaultaireは新しいアプリで、日本のApp Storeでの評価はまだ2件ですが、セキュリティについての説明はいちばん詳しく書かれています。写真、動画、書類をAES-256-GCMで暗号化し、アカウントは不要です。暗号化されたiCloudバックアップは無料プランでも初期設定でオンで、無料プランでは保管庫3個、写真100枚、動画10本まで使えます。Proでは脅迫用保管庫、複数デバイスの同期、共有保管庫などが加わります。

確認したい点:プライバシー情報には、ユーザに関連付けられたデータとして連絡先情報(メールアドレス)とユーザコンテンツ(カスタマーサポート用)が、関連付けられないデータとして使用状況データと診断が申告されています。評価件数が少なく、KeepsafeやPrivate Photo Vaultに比べると実績はまだ短いです。

Hushkeeperの位置づけ

HushkeeperはVaultaireと同じ、アカウント不要の考え方で作られています。写真・ビデオ・書類はiPhone上でAES-256-GCMにより暗号化され、あなただけが知る5×5のパターンで守られます。アカウント、広告、トラッキングはありません。パターンごとに別の保管庫が開き、ロック画面には保管庫の一覧も数も表示されません。暗号化iCloudバックアップは無料で最初からオンになっていて、日ごとのバージョンが30日間保存されるので、誤って削除したファイルも取り戻せます。

無料プランはVaultaireと同じく保管庫3個まで、写真・ファイル合計100件、ビデオ10件です。Proは週$1.49、月$4.99、年$16.99(7日間無料トライアル付き)、買い切り$34.99(いずれも米ドル。国によって異なる場合があります)で、米国のApp StoreでのVaultaireの価格(週$1.99、月$5.99、年$19.99、買い切り$39.99)よりどのプランも安く設定されています。Proでは保管庫・写真・ビデオが無制限になり、強要時パターン、iPhoneとiPadの同期、偽装アプリアイコン、有効期限・開封回数の上限・書き出しの禁止を設定できる共有保管庫が使えます。

正直に言うと、Hushkeeperはまもなく App Store で配信される予定で、今はまだインストールできません。今すぐ保管アプリが必要なら、上のアプリから選んでください。

結局どれを選ぶ?

  • カメラロールから見えなくしたいだけ:「非表示」アルバム。
  • 誰がアプリを開こうとしたか知りたい:Private Photo VaultまたはLockMyPix。
  • Androidも使っている:Keepsafe。
  • 端末上の暗号化、トラッキングの申告なし、アカウント不要を今すぐ:Vaultaire。
  • 同じ考え方のアプリを米ドル建てでより安く使いたく、配信開始を待てる:Hushkeeper。

保管アプリに写真を移す前に

  1. あとで共有するかもしれない写真からは、位置情報やカメラの情報を消しておきましょう。無料のメタデータ削除ツールはブラウザの中だけで動きます。詳しくは写真の位置情報を削除する方法をご覧ください。
  2. 読み込んだら、写真アプリと「最近削除した項目」から元の写真を削除してください。そうしないと写真はiPhoneに残ったままです。iCloudも含めた手順はiPhoneの写真を完全に削除する方法で解説しています。
  3. 必要になる前に復元の準備をしておきましょう。アカウント型のアプリなら復元用のメールアドレス、アカウント不要のアプリなら紙に書き留めた復元フレーズです。

参考資料

役立つ無料ツール

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